旬 友藤弘子
ご意見お寄せ下さい。
レシピを作った感想や、ご意見、ご質問、また、このサイトで取り上げてほしい内容などありましたらお寄せ下さい。
ご意見は
こちらへ
納豆
 私たちが日常食べている納豆は、蒸した大豆に納豆菌を付着させ醗酵させたもので「糸引き納豆」とよばれるものです。この他に、「塩辛納豆」と呼ばれる黒くて塩辛い納豆もあります。京都では「大徳寺納豆」として有名です。「塩辛納豆」は、納豆菌ではなく麹菌でつくり、ねばねばはなく独特の風味があります。ここでは、「糸引き納豆」についてとりあげます。
 畑の肉といわれる大豆には、たんぱく質をはじめ、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンB類、食物繊維が豊富です。納豆は、大豆の栄養成分をそのまま受け継ぎ、醗酵によってビタミンB2やビタミンKなどが大豆よりも大幅に増えます。ビタミンKは、骨粗しょう症の予防に有効なビタミンです。納豆に不足している栄養素は、ビタミンAとビタミンCです。緑黄色野菜と組み合わせて食べることで栄養のバランスがとれるのです。定番の薬味のねぎは、理にかなった食べ方です。

ねばねば成分に秘密が
 納豆のねばねばの主成分は、アミノ酸のひとつのグルタミン酸(うまみ成分)です。納豆をよくかき混ぜ粘りをだすとおいしいのは、このグルタミン酸が増えるからです。
 ねばねば成分には、大豆にはない成分も含まれています。そのひとつがナットウキナーゼと呼ばれる酵素です。ナットウキナーゼには、血栓を溶かしサラサラの血液にする効能があります。ただし、この効力を生かすには納豆を加熱しないで食べることが大切です。


酵素は高温では失効してしまうからです。
 このほか、たんぱく質やでんぷんの分解酵素などが含まれ、消化が良いのも特徴です。また、ヨーグルトと同じく整腸作用もあります。
 大豆にはない成分が増えるのは、醗酵による微生物の働きです。私たちの祖先は、上手に発酵食品を利用し健康に役立ててきたのです。

大豆イソフラボン……栄養補助食品の過剰摂取ご注意
 大豆〔納豆〕には、イソフラボンという女性ホルモンのエストロゲンと似た成分が含まれています。骨粗しょう症や乳がん、更年期障害の予防に効果があるといわれ、栄養補助食品として販売されています。しかし、過剰の害が危惧されてイソフラボンの1日あたりの摂取量の上限が決められました。納豆や豆腐などを普通に食べる場合は心配ないのですが、大豆製品に加えて「イソフラボン」(栄養補助食品)を摂取すると過剰になる場合がありますので、栄養補助食品は控えたほうが安全です。また、血栓を溶かす薬〔ワーファリンなど〕を服用している場合も、薬の効果を抑制する場合があるので納豆の摂取は医師に相談しましょう。

「ラボ」では、「ミクロの世界 目で見るプロバイオティクス(Probiotics)」をアップしています。動く様子を動画で撮影しています。こちらから→「ラボ」のページ


材料:納豆、オクラ、長いも、ねぎ、味付けめかぶ(加工品)、花かつおなど適量準備
ねばねばパワーあえ
おくらは塩茹でして小口切り、ねぎも小口切りにする。
器に、納豆、を盛り付け、花かつおをのせる。よく混ぜ合わせ、醤油をかける。みょうがを刻んでいれるとさらにおいしくなります。
長いもはすりおろす。
材料:いなり用油揚げ 4枚、 納豆 2パック(約80g)、ねぎ 40g、卵 1個、
   醤油 小さじ1、練がからし 適量、大根おろし  60g  
納豆の袋焼き
油揚げの一方の端を切り、袋状に開く。
オープントースターで、油揚げに焦げ目が付くまで焼く。
納豆、卵、刻んだねぎ、醤油、からしを合わせ、よくかき混ぜる。
大根おろしを添え、醤油をかけて食べる。
スプーンで油揚げの中に入れ、端を楊枝で止める
材料:鶏ミンチ 100g、納豆 1パック(40g)、卵 小1個、にら 30g、
   醤油 小さじ1、焼き海苔 2枚、 油 大さじ1
納豆バーグの磯辺焼き
にらは細かく切る。
フライパンに油ひき、の両面を焼く。(の納豆が柔らかいのでのりに納豆をのせながらフライパンにおいていくとうまくいきます)
鶏ミンチは、よく練り、たまご、にら、醤油を入れよく混ぜる。
焼き海苔を1枚を1/8の長方形に切り、のりの半分にをスプーンですくってのせ、のりを折りまげる。