ミクロの世界
目で見るプロバイオティクス(Probiotics)

納豆 Bacillus subtilis:バチルス菌
筒状や、「くの字」で連なっているのが納豆菌
(Bacillus subtilis:バチルス菌)


「旬とレシピ」では、納豆のレシピを掲載しています。

■なれずし
元気に泳いでいるのが乳酸菌(lactic acid bacteria)
静かで丸いのが酵母菌(Saccharomyces cerevisiae)

■酵母菌 Saccharomyces cerevisiae
「プロバイオティクス」って?
■腸のお花畑(腸内フローラ)
 大腸には、体重60kgの人で1kgの腸内細菌が100種類100兆個、同じ種類ごとに固まってコロニー(群落)を形成しています。その生息の様子から「腸内フローラ(腸のお花畑)」と呼ばれています。

■悪玉菌と善玉菌
 腸内フローラには「悪玉菌」と「善玉菌」が存在しています。
 ●悪玉菌
 腸内に入ってきたタンパク質やアミノ酸を腐敗させ、有害物質を発生させる。
 ●善玉菌
 1農薬や食品添加物、有害菌が作り出した発がん性物質等を分解する。2酸を分泌したり、人の免疫系を刺激して、病原菌・有害菌からの感染を防御する。3人が利用できるビタミンを分泌する。4コレステロールや中性脂肪の消化を助け、余分な脂質の排せつを促進す。5循環器系や免疫系疾患を予防する。

■アンティバイオティクス
 1928年、ペニシリンの登場により多くの感染症患者の命が救われ、平均寿命も飛躍的に伸びました。
 しかし、「アンティバイオティクス」と呼ばれる抗生物質は、病原菌だけでなく腸内の善玉菌も殺し、最近では抗生物質が効かない耐性菌による感染症も増えてきています。
■プロバイオティクス
 そこで登場したのが1980年代後半に定義された「プロバイオティクス」。プロバイオティクスとは、体内の善玉菌を増やして腸内細菌のバランスを改善し、病気になりにくい体を作る予防医学です。これは、“生物同士の共生”を意味する「プロバイオシス」を語源とし、“細菌との共生をめざす”という考え方です。
 胃酸で死なず生きたまま腸まで届く細菌や、腸内細菌を含む食品が、腸を通過する際に腸内細菌群に作用して、疾病の予防や症状の改善を行います。

■プロバイオティクスの種類
 プロバイオティクスに使用される菌種には、乳酸菌(ラクトバチルス属・エンテロコッカス属)、ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム属)、納豆菌(バチルス属)、酪酸菌(クロストリジウム属)、酵母類などがあります。
 しかし難しく考えなくても、ぬか漬け、納豆、味噌などは、酸に強い植物性乳酸菌が腸まで届くプロバイオティクス食品です。

■プロバイオティクスの効果
1下痢の防止 2栄養分の消化吸収促進 3乳糖不耐症状の改善 4肝性脳症改善 5免疫防御システムの改善 6アレルギー改善 7動脈硬化の改善 8ピロリ菌感染による胃炎の予防 9コレステロール低減 10過敏性大腸症候群改善 11ガン予防
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