食・農用語の基礎知識〈1〉

遺伝子組み換え食品についての情報


わが国で安全性が確認されている上記のものを原材料とする33種類の加工食品群

 2014年01月下旬、ワシントンで事務レベルの日米協議。日本からは大江博首席交渉官代理が出席した。(アメリカからはカトラー次席代表代行)
(01)豆腐・油揚げ類
(02)凍豆腐・おから・ゆば
(03)納豆
(04)豆乳類
(05)みそ
(06)大豆煮豆
(07)大豆缶詰・瓶詰
(08)きな粉
(09)大豆いり豆
(10)(1)〜(9)を主な原料とするもの
(11)調理用大豆を主な原料とするもの
(12)大豆粉を主な原料とするもの
(13)大豆たん白を主な原料とするもの
(14)枝豆を主な原料とするもの
(15)大豆もやしを主な原料とするもの
(16)コーンスナック菓子
(17)コーンスターチ
(18)ポップコーン
(19)冷凍とうもろこし
(20)とうもろこし缶詰・瓶詰
(21)コーンフラワーを主な原料とするもの
(22)コーングリッツを主な原料とするもの
(23)調理用とうもろこしを主な原料とするもの
(24)(16)〜(20)を主な原料とするもの
(25)冷凍ばれいしょ
(26)乾燥ばれいしょ
(27)ばれいしょでん粉
(28)ポテトスナック菓子
(29)(25)〜(28)を主な原料とするもの
(30)調理用ばれいしょを主な原料とするもの
(31)アルファルファを主な原料とするもの
(32)調理用てん菜を主な原料とするもの
(33)パパイヤを主な原料とするもの

○安全性の審査は、食品衛生法(2001年4月)により義務化され、食品安全基本法(2003年7月施行)による内閣府食品安全委員会(遺伝子組み換え食品等専門委員会)の意見を聴取して実施

○安全性が確認された遺伝子組み換え農産物とその加工食品については、食品衛生法及びJAS法に基づく表示制度により、2001年4月より表示が義務付けられている。

○遺伝子組み換え表示の対象となる食品の表示区分
表1 遺伝子組み換え農産物に関する表示区分
2014_08hyou_01.gif

注1)主な原材料とは、使った料を重たい方から順にならべたときに3位以内にあって、すべての原材料の重さに占める割合が5%以上である原材料をいう(ただし水は除く)。遺伝子組み換え農産物が「主な原材料」でない場合は表示義務はありません。
2)生産・流通・加工の各段階で、遺伝子組み換え農産物そうでない農産物を混ざらないように管理していても、思いがけず混ざってしまう可能性はあるため、5%以下の混入であれば、このような管理が行われた農産物と認められます。ただし、管理が適切に行われていなかったり、事業者がわざと混ぜてしまったりしている場合は、5%以下の混入であっても管理が行われた農産物とは認められません。
3)油やしょう油など、組み換えられたDNA及びこれによって生じたたんぱく質が加工工程で分解され、広く認められた最新の検出技術によっても検出が不可能とされている加工食品についても、表示義務はありませんが、任意で表示することは可能です。「ヒガシマルうすくち」しょう油の場合、「遺伝子組換え大豆は使用していません」と表示しています。
4)義務表示、任意表示のみならず、表示禁止事項もあります。
 大豆(枝豆、大豆もやしを含む)、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実、アルファルファ、パパイヤ以外の、国内で遺伝子組み換え農産物の流通が認められていないものについては、遺伝子組み換えでないことをわざわざ表示してはいけないことになっています。たとえば、さつまいもについて、「遺伝子組み換えさつまいもを使用していません」等と表示することはできません。あたかも、遺伝子組み換え技術を用いて作られたさつまいもが日本国内に流通しているような誤解を消費者に与えるととともに、当該製品に使用した農産物のみが遺伝子組み換えでないといった誤解を与えることにもなりますので、表示禁止事項にあたります。
5)分別生産流通管理とは、遺伝子組み換え農産物及び非遺伝子組み換え農産物を、農場から食品製造業者まで生産、流通及び加工の各段階で相互に混入が起こらないよう管理し、そのことが書類等によって証明されていることをいいます。

前のページへ
次のページへ
page 2/3