ドキュメント
TPPと遺伝子組み換え作物

 TPP参加により日本にもたらされる問題の一つに遺伝子組み換え作物があります。
 現在、日本で食用として申請が承認されている遺伝子組み換え作物は92品種あります。幸い、日本では栽培すべきではないという声が強く、遺伝子組み換え作物を栽培し流通している実態はありません。しかし、輸入農産物としてはすでに一般的なものとして食卓に上がってきています。身近なものとしては大豆、とうもろこし、ナタネがあげられるでしょう。最近はパパイヤもこの仲間に加わりました。
 日本では遺伝子組み換え作物を含む農産物や加工後もそのタンパク質などが残っている食品については表示が義務づけられています。この表示義務は、消費者運動で実現したものでした。
 しかし、TPPの中心にあるアメリカではこのような表示はおこなわれていません。TPPに加盟すると、この表示義務が自由貿易の妨げになると見なされるのではないかと危惧されています。さらにひょっとすれば、遺伝子組み換え作物の栽培自体が進んでいない日本の農業生産現場に対しても、海外で遺伝子組み換え作物の種苗を生産する会社から、根拠のない障害であり不適切、と見なされ、国内での積極的栽培を押し切られる可能性もあるのではないかと考えています。
 6月2日、私たちの施設にフランス人のマリーモニク・ロバンさんが視察に来られました。彼女は遺伝子組み換え種子を販売するモンサント社について深く切り込んだドキュメンタリー映画を製作したジャーナリストです。「渋谷アップリンクTPP映画祭」に出展された作品「モンサント 不自然な食べもの」は遺伝子組み換え作物を取り巻く構造を暗いゆがみを鮮明に描き出した良作となっています。その内容はTPPで何が起きるのかに結ばれていくといえます。国内での上映開始は9月上旬から。興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
3.2012年6月12日
  (原発事故から1年3か月後)
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