日本の伝統食を考えよう
追悼 宮本智恵子さんのご逝去を偲んで
 「日本の伝統食を考える会」の代表宮本智恵子さんが7月7日ご逝去されました。(享年87歳)
 宮本さんは、大阪の元気な高齢者の食生活を調べ、元気で長生きの秘訣が「食べ続けてきた日本の伝統食」にあると確信され、「日本の伝統食を考える会」を立ち上げ活動されてきました。
 宮本さんは、情熱と実践の人でした。宮本さんの凛としたお姿が目に焼きついています。アメリカ農産物を売り込む「アメリカトレイン」に対抗し「伝統食列車」を走らせたり、高齢者の食の技を伝承する「おふくろ講師団」「おやじ講師団」の誕生や、簡便食の「おかあさん休め」(子供が好きな簡便食の洋風メニューの頭文字を並べた)に対し、伝統食料理の「おかあさん大好き」メニューを提案するなど、楽しいユニークな活動や提案を次々と打ち出し実践されました。
 中でも「伝統食列車」は、各地の農産物と食文化を守り、各地域で共有し継承する運動へと発展させた功績が大きいと思います。
 宮本さんは栄養士の草分けで、国策に基づき栄養士が果たしてきた役割を反省され、「栄養士の社会的役割」を提唱し、国政に対するするどい指摘を発信されてきました。宮本さんの指摘にはっとさせられることも数多くありました。
 厳しい指摘や楽しいユニークな提案を次々考えられる宮本さんは、農や食に携わるものにとってかけがえのない方でした。宮本さんに教えていただいたことを大切にしていきたいと思います。
 ご冥福をお祈り申し上げます。
2003.11.1
第3回学習会
日本の伝統食を考えよう
日本の伝統食を考える会 代表
宮本 智恵子
1.いま、なぜ伝統食なのか
―食をとりまく今日の問題点及び「伝統食の見直しと復権」が、世界的な流れになりつつある情勢を考える―

2.伝統食とは
―とくに日本の伝統食の特質と優位性について―

3.伝統食を受け継ぎ、新しい食文化の創造をめざすために