なすとにしんとの煮物

 京は内陸で、暑い時期に美味しい動物性の栄養分が取りにくいため、北の寒冷地の旨味を干しておいた物と、夏の強いエネルギーの太陽の光をうけた茄子とを出合せた。夏、冷たいままで温かいご飯と食べる。これは京都に住んでいる幸せである。

◆材料◆4人分

なす…500g
ニシン…5本
水…5カップ
醤油…大さじ6
砂糖…大さじ3
酒…大さじ4
みりん…大さじ4

◆作り方◆

茄子は縦半分に切り、水につけてアクを抜く。
ニシンは水でよく洗って、米の磨ぎ汁に1時間程つけておく
ニシンをザルに上げ、番茶で10分程ゆがく。
水、醤油、砂糖、酒、みりんでニシンを煮る。
ニシンに味がしみた頃に茄子を入れて、中火で20分位煮る。

「ふるさと乙訓の味」
(乙訓地域生活改善グループ連絡協議会)より
◆ここがポイント◆
ニシンを米の磨き汁につけると油臭さが取れ、番茶でゆがくと柔らかくなる。
◆わが家の味◆
 ニシンを食べると夏バテをせず暑い夏を過ごせ、目に汗が入りにくいと昔の人から聞いている。
 子供の頃、夏になるとよくニシンを使って母が料理をしてくれた。一番思い出に残っているのが茄子とニシンの煮物。茄子とニシンの味噌煮を食べたのも覚えている。大きなお鍋で昼食前煮たのを昼食と夕食のごちそうにしていた。
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